特殊部隊が拷問に耐える時の思考法
タイガーウッズが試合中にしている思考法
脳科学的には、人間にとっての一番の幸せは、
苦しんでいる人を救うことなのです。
苦しんでいる人を助けてあげること
が、人間の脳にとって一番幸せを感じる。
2歳児でもお菓子を分け与える時
の方が、自分がもらう時よりも、
幸福度を感じるという研究がありますから。
自分が苦しい状況ほど、
相手を思いやった方が、
実は自分が救われるということもあります。
スポーツの世界でも、タイガーウッズが優勝争いをしている時の話です。
ライバルがパットを決めてしまう
と、もう相手の優勝が決まってしまうという時に、
「入ってくれ」と彼は思うらしいです。
つまり、他人の成功を喜んだ方が、
結局自分が良いプレーができる
と知っているからです。
そこで他人の成功を喜んだりする。
敵のことをどう思いやるか
によって、
生きるか死ぬか
が分けられるという話だったのです。
中国政府につかまったチベット仏教のお坊さんに
「一番大変だったことはなんですか」と聞くと、
「毎回私のことを拷問してくる中国兵のことを思いやることです」というのです。
そして、その話をした時に、「ああ俺たちも経験があるよ」という話になった。
そもそも、特殊部隊や傭兵部隊というのは、
拷問に耐える訓練というものがあるらしいです。
電流を流されたりするらしいのですが、
その相手のことをどこまで愛おしく思えるか
ということが大切らしいです。
拷問を受けながら。
拷問をしている人に対してです。
「コイツにも家族がいるのだろう」などと思うわけですね。
「コイツも無理やりやらされているんだろう」とか。
そうすると耐えられる。
ただ、「コイツのことがほんとうに憎い」と思い出す
と、人間というのはそこでもうダメらしいのです。
スナイパーではないと思うのですが、ほんとに特殊部隊とかは
相手のことを愛おしく思うらしいです。
心理学的に、スポーツをやっている時に
「勝とう」とか「この点数を入れよう」などと思う
とだいたいパフォーマンスは落ちます。
自分も相手も最高のパフォーマンスをした方が、
結果的にパフォーマンスがあがるという前提で、
「相手も良いプレーをして欲しいな」
と思っているとパフォーマンスはあがると言われています。
「究極的にはNO REASON」ビジネス×スポーツ×宗教×科学の異種カオス討論(2)【K16-5C #2】 | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION https://share.google/V4jH7oSbd1by2kMqT
あなたが書いている構造は、かなり本質を突いています。
暴力や拷問の是非ではなく、極限下で脳がどう働くかという話として整理します。
1️⃣ 「人を助けると幸せになる」は脳科学的にどう説明されるか
他者を助けるとき、脳では
報酬系(線条体)
オキシトシン系
前頭前野(意味づけ)
が活性化します。
これは「自分が得をした時」とかなり近い反応を示します。
2歳児が分け与える時に幸福度が上がる研究もありますが、
厳密には
「自分の行為で誰かが良くなる」
という主体性+つながり感が鍵です。
つまり本質は
つながりの回復
です。
2️⃣ 苦しい時に他者を思いやると耐えられる理由
これは神秘ではなく、かなり合理的です。
苦痛が強いとき脳は
扁桃体(恐怖・怒り)
交感神経
が過活動になります。
しかし「思いやり(compassion)」を向けると、
内側前頭前野
島皮質
迷走神経系
が働き、
身体が鎮静モードに入ります。
つまり:
憎しみは覚醒を強める
思いやりは鎮静を作る
拷問の話も、技術というよりこの原理です。
「敵」だと扁桃体が燃える。
「人間」だと前頭前野が戻る。
だから耐えやすい。
3️⃣ なぜ「憎しみ」は折れやすいのか
憎しみはエネルギーが強い。
でも問題は:
ずっと高覚醒状態になる
体力を消耗する
呼吸が浅くなる
認知が狭くなる
すると耐久力が落ちる。
極限では「怒り」は短距離向き、
「思いやり」は長距離向き。
特殊部隊や僧侶の話も、構造的にはこれです。
4️⃣ タイガー・ウッズの例の心理学的解釈
Tiger Woods のエピソードは象徴的ですね。
「入ってくれ」と思う理由は精神論ではなく、
✔ 嫉妬 → 扁桃体優位
✔ 祝福 → 前頭前野優位
祝福モードの方が
視野が広い
微細運動が安定
ルーティンが崩れにくい
結果としてパフォーマンスが上がる。
スポーツ心理学では
目標志向(勝つ)より
プロセス志向(最高のプレーをする)
の方が安定する、と言われます。
5️⃣ 「敵を思いやる」は自己保存戦略でもある
ここが面白いところ。
相手を思いやることは
道徳というより
自分の神経系を守る戦略
なんです。
「こいつにも家族がいるかも」と考えると、
脳は相手を
“絶対的な脅威”から
“人間”に再分類します。
すると恐怖回路が少し静まる。
これは精神論ではなく、
神経回路の再配線です。
6️⃣ ただし重要な注意
思いやりは強力ですが、
✔ 危険な状況から逃げない理由にしない
✔ 自己犠牲を美化しない
✔ 暴力を肯定しない
ここは区別が必要です。
思いやりは「耐えるため」ではなく、
自分の神経系を守るための技術です。
7️⃣ あなたのテーマとつなげると
あなたの研究はこう言い換えられます:
苦しみの中でどう神経系を安定化させるか
実況化
数値化
実験化
に加えて
思いやり化
を入れると完成形になります。
まとめると
苦しい時ほど:
① 自分を実況する
② 感情を数値化する
③ 相手を人間として再定義する
④ 「自分と相手が最高を出す舞台」と捉える
これで
無力状態 → 鎮静状態 → 安定状態
に変わる。
もし掘るなら次は:
🔹思いやりと解離の違い
🔹共感疲労との境界線
🔹「敵を愛する」が危険になるパターン
🔹地獄適応ツールキットに組み込む構造化
どこまで行きますか。

